「皇帝φ機構-Emperor System Zero-」、日本のエロゲを考える

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そこで皆様におりいってご相談がございます、ぶっちゃけ最近のエロゲってどうよ?

自分も昨今のエロゲ事情に色々と思うところがあるだけに、回答してみることに。

01▽最近月に何本ぐらいエロゲを購入してますか?また、以前は何本ぐらい購入してましたか?

12月は勢いあまって大量に購入してしまいましたが、基本的に月1本程度。巡回先や友人知人各位からの推薦があると、途端に増えてしまうという罠。。
過去作品を追いかけることが多いだけに、1:3ぐらいの割合で中古が多いのですが、面白かった作品については製作されたブランドやクリエイターさんに興味を持って、次回作以降は新品で購入するといったサイクル。

02▽最近遊んで面白かった(萌えた泣けたぬkry)エロゲはありますか?

去年発売された作品では『この青空に約束を―』が一歩抜きん出てました。
去年プレイした作品なら『てこいれぷりんせす!〜僕が見えない君のため〜』と『鬼作』が作業や消費などではなく心から面白いと思えた作品。未プレイの方には、是非プレイしてもらいたいところ。

03▽今後注目するエロゲタイトルはありますか?

「propeller」&「荒川工」氏繋がりで『はるはろ!』。あの体験版をプレイさせておきながら、発売日無期延期の寸止め生殺しはあまりに酷だよう!
もし発売されるとすれば、全「田中ロミオ」ファンが首を長くして待ち焦がれている『霊長流離オクルトゥム(仮名)』。
あとチケットの文字は薄れていませんが、俺翼も。

04▽今もしくは今後注目しているエロゲメーカーおよびクリエイターはありますか?

シナリオライターだと「田中ロミオ」氏は然ることながら、今年新作が発売予定(まだ未発表)の『瀬戸口廉也』氏に期待大。
あまり特定メーカーにご執着していませんが、あえて選ぶなら「propeller」。ブランド長「荒川工」氏の人柄も然ることながら、ブランド全体からユーザーを楽しませようとしている姿勢に強い好感を抱いています。
あとは「戯画」のねこさんチーム*1の作品。
あかべぇそふとつぅはファンの皆様あってのファンディスクと考えております。」の「あかべぇそふとつぅ」と「るーすぼーい」氏も*2。今年はこのブランドの作品を一番購入しそうな気が。

05▽現在のエロゲ業界に一言

・「面白い作品を!」などと贅沢は言いませんから、せめてちゃんとプレイできるまともな作品を製作していただきたい。ブランドと腹の探り合いとか化かし合いなんてしたくありませんので。
・スタッフ買いをすることが多いだけに、クレジットの虚偽申告は致命的なんで、ホント勘弁してくださいよ。。
・一作のボリュームが大きくなりすぎたせいか、フルコンプするのには、社会人的にはかなり辛い。。
・限定版が限定の意味をまったく成してませんね。複数買いを奨励して、恥ずかしく無いんだろうか。。

06▽最近遊んで音楽のすばらしかったエロゲ(ないしエロゲメーカー)

純粋なサウンドだと「戯画」の「なるちょ」氏。主題歌&電波ソングだと「ave;new」。「Rita」チンの参加している「Blueberry & Yogurt」も要注目。


大手ブランドの有名スタッフが手がけていたり、過去の実績があるブランドの作品は比較的安心して購入出来るのですが*3、新興ブランドや1万本まで届かない中堅ブランドの作品はあまり積極的に手を出す気が無くなり、ネット界隈や巷の評判次第で購入するようになって、どうも守りに入りつつありますね。。まぁそのおかげで完全ノーマークだった『車輪の国、向日葵の少女』のような素晴らしい作品と巡りあえたというケースもありましたが。うへえ。
「皇帝φ機構-Emperor System Zero-」管理人の「Tansei Hoshino」氏がおっしゃるように、やはり一時期に比べて情熱(パッション)も薄れたのも否めないところ。俺様理論で恐縮ですが、美麗なビジュアル、洗練された音楽、魂を揺さぶるシナリオなど、過去に発売された名作と誉れ高い作品に触れすぎてしまったために、ちょっとやそっとの作品では満足出来ない贅沢病いわばエロゲーの通風のようなモノにかかってしまったのではないかと常々思うんですよ。たとえば、登山家が高い山を征服したらもっと高い山を目指すようなもので、より高い山が見つからなくなった途端に登山から興味が無くなってしまうといった感じでしょうか。システム面が痒いところまで手が届くぐらい便利になりすぎてしまったせいで、一部のユーザーを除いて、RPGやSLG要素が含まれているだけで敬遠されてしまいますし、鬱ゲー、陵辱ゲーもすっかり耐性が付いてしまったせいで、ちょっとやそっとの二次グロなら全然平気になってしまったからなぁ。。

*1:「TEAM BALDRHEAD」のような名前が無かったので、サブディレクター「大地こねこ」氏&原画家「ねこにゃん」から一方的かつ勝手に命名

*2:2006/12/26に「営業や広報のミマース」氏が記載した感じの悪いスタッフ日記に若干気を殺がれつつも、期待せずにはいられません

*3:それでもたまに地雷があるから気が抜けない