「ミンク」の『SWINDLE』を購入してふと思ったのですが、余分なコストを最小限まで削ったダイエット版ってある意味で理想的な販売方法なんじゃないかな。紙箱がDVDパッケージに、マニュアルがオンラインマニュアルに変わるだけで2000円も安くなるんだったら、せっかくだから俺はこのダイエット版を選ぶぜ。まぁこれを突き詰めだすと、最終的にはダウンロード販売にたどり着いてしまいそうですが。。
流通やショップとの兼ね合いはあるにしても、作品自体に自信があるなら購入特典や予約特典といった付加価値に囚われないで勝負してもらいたいところ。そんな当たり前のことが出来ない会社やブランドは淘汰されてしまえばいいのにと真剣に思ったりする。明日のために今日の屈辱に耐えろ。狼は生きろ、豚は死ね。理想を抱いて溺死しろ。って死んだらアカンがな!!(エセカンサイ風味にボケツッコミ)まぁユーザとしては、良い物を安く買いたい。面白くてプレイしてよかったと思える作品に出会いたい。そんだけ。*1
それにしても、DOS時代の頃は全社共通で黒箱パッケージだったのに、いつの頃から紙箱が本流になってしまったのだろう。ヘタレ主人公の時にもふと頭を過ぎったのですが、売れたものや人気のあるものに対して安直に前倣えするのはエロゲ業界の悪い風習だと思う。だからこそ、「この星の一等賞になりたいのエロゲーで、俺は!そんだけ!」とビックマネーを掴もうとする野心の炎で魂を焼き、この野望の荒野を切り開く開拓精神(フロンティア・スピリット)を持っていて、個性的というか独自性というか他に無いオリジナリティをもったブランドには、財布の紐どころか心の金庫を前面開放したくなってしまう。「やれば出来るよ。出来るよやれば。」は魔法の言葉。

*1:でも、良いものにはその対価は惜しまないという考え