こんな形でしか好意を示せない、自分の未熟さを恨めよ。
(『家族計画』、「末莉ルート」より抜粋)

イマ思い返せば、この些細な一文からすべてが始まったような気がする。これを見た瞬間、ハンマーで殴られたような衝撃を受けました。あの時の衝撃はイマでも忘れることはできず、「田中ロミオ」氏の綴る言葉に傾倒するようになったキッカケといえる一文。


まぁ今日はアレな日ということで、去年のアレな日にアレだった自分としては当然ごとく色々と複雑な心境だったりするのですが、自業自得という言葉がこれほどまでに似合う事例も無いんだろうなぁと猛省と自己嫌悪を繰り返す日々を送りつつも、イマだにアメリカ人が『トップガン』を観て過去に思いを馳せるように、古き良き時代の回想に逃避なんかしちゃったりしちゃって、落ち込むときもあるけれど、私は元気にやっています('A`)
今となっては、感謝の気持ちを口に出して伝えられなかったことが一番の心残り。次のステージでは同じ失敗を繰り返さないよう、もっと人にやさしく自分にきびしくありたいものです。ということで、世界中の幸せな恋人達、そして世間から置き去りになったちょっぴりカワイソスな俺達にほんのささやかな祝福を―――。




あなたの周りの世界は…
あなたが思うより、ちょっとだけ、優しいよ?




      >                            < 
  キ  >____                      < 小     ク 
  モ  >      \      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  < 学  の リ 
   l  >        \    ○           ○ < 生  が ス 
  イ  >         |    | //////////////\ | < ま  許 マ 
     >∧∧∧∧   .|    | |           | | < で  さ ス 
∨∨∨∨_  __\  |    | |  /    \   | | < だ  れ 予 
 /  ( ●)  (●) |  |    | |  (● ) (● )  .| | < よ  る 定 
 |       \    |  |    | |    /      | | < ね  の な 
 |       _/    | .|    | |    |_     | | <  l  は い 
 |     ___    | |    | |   \__/   | | < 
 |     |   /    | |    |||     |_/    ||||   ∨∨∨∨ 
 |     |_/∩∩∩∩|     \         / 
∨\_____|     ||       \____/ 
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         ⊂_  /  <    > 
            |  |   <  キ > 
                  <  ャ > 
                  <  ハ > 
                  <  ハ > 
                  <     > 


ごめん、やっぱうそ。過去にだって、あたたかいものはなかったんだ。現実はいつだって厳しかったんだ。


ほんと、つくづくままならねーっす。


戦国ランス』をインチキしたとはいえ2ルート目をクリアしてひと段落したので、『フォセット』に着手。あの感動の日々をもう一度。作品に関する細かい感想はさておき、プレジデンテ!でマーベラス!な私的リスペクリエイターに以下の御両名が仲間入りしました。以前から注目していましたが、非常に申し訳ないことにお名前を存じ上げていなかったのですよ。

プログラム:らす
サウンド:なるちょ

この青空に約束を―』や『フォセット』のシステムを担当された「らす」氏は、ユーザーインターフェース部分やシステムの基盤となる部分をお独りで担当された方。残念ながら「Meteor」の看板プログラマー「カレー紳士」氏ほど表舞台に出られていないようであまり有名ではないみたいですが*1、「戯画」の至宝というべき存在で、唯一無二の存在と評しても過言ではないクリエイターではないかと。
こんにゃくシステムは、利便性に富んで実用的でかつユーザーフレンドリーな造りですし、随所に散りばめられた思わずため息がこぼれてしまう効果演出は粋はどれも本当に素晴らしいと思いましたし、総合的にみても洗練されていてこれ以上進化する余地の無いと思うほど素晴らしい出来なだけに、いちヘタレプログラマーのはしくれとしては、非常に感心させられました。文句無しに、エロゲ業界最高峰の位置するプログラマーのお一人でしょう。その他のプログラマーだと、NScripter」を開発された「高橋直樹」氏とか、「吉里吉里」の「W.Dee」氏なども。
サウンド担当の「なるちょ」氏は、『パルフェ』や『この青空に約束を―』が名作と謳われるようになった影の功労者。主題歌や挿入歌を担当した「I've」や「ave:new」の影に隠れていますが、両作品におけるサウンドの素晴らしさについては、最早この場で語る必要のない極上のクオリティ。「丸戸史明」氏によって綴られた名場面のここぞという時に流れる旋律には、心や魂を多いに揺さぶられ、悦びを得て、そして不覚にも涙してしまい、各キャラクター達のイメージや場面毎の雰囲気にマッチしたサウンドには、幾度と無く癒されましたから。純粋なサウンドだけの評価なら、私的No1な作品かもしれません。どの曲も本当に宝石のように輝いているので。
ついでに、両作品のディレクションを担当は「大地こねこ」氏。ということで、今後の「戯画」作品におけるクレジットを要チェキしちゃうのデス☆


来年もこんにゃくのような素晴らしい作品達に巡り会えますように―――。

*1:あくまでかみしろさん基準。まぁ「カレー紳士」氏が有名かと言われると微妙ですが。