エロゲ最強説の死角

http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20070805/p2
正直ヌキ目的に特化するんだったら、エロゲよりもエロ漫画とかエロビの方が好きな場面から気楽に楽しめるし、コストパフォーマンスや費用対効果が優れてるんですよね。娯楽や嗜好でこうゆうのってあまり良い考え方だと思いませんが、真実であり事実でもある。
最近、一部の超絶なゴットブランドや安定した信者を抱えてるブランドを除いて、マッスルボリュームのフルプライスで製作し続けるのは、もう時代にそぐわないのではないかと常々思うんです。小規模のブランドが1千万以上の予算を費やし、フルプライスでちゃんとペイ出来るのかはだはだ疑問ですし。
今のエロゲの現状って、人間の欲望と共に比例するかのようにコストや開発規模がどんどん肥大化し続けて、チキンラン状態になってるんじゃないかと思うのです。んで、力のないブランドがビックマネーとエロゲドリームを掴むために大手ブランドの真似をし続けて、志半ばで理想を抱いて崖に落ちていくといった印象。特に大手ブランドから独立したトップのいるブランドがこのパターンにハマリやすいような気がします。(某大手ブランドから独立したデビュー作の体験版配布会で手ごたえを感じたのか、周囲に「1万本は確実に売れる。」と豪語するも、実際の売り上げはその1/5のしょんぼりな結果だったとか) 規模の身の丈にあったボリュームとプライスの作品を製作すれば良いのにと思わないでもない。
正直、クリエイターもユーザーもエロゲに蔓延する大艦巨砲主義に、時間やお金といったリソースを割けなくなって逼迫していませんか?娯楽なのに単純に純粋に楽しめないとはこれいかに?と疑問を抱く次第。
あと何でも特典付けて初動で信者買いさせる戦略に正直げんなりうんざりさせられたりする。何が売りたいんだと思ってしまうことしばし。


なんかもう、オールドタイプのおっさんエロゲーは、時代の落とし子なのかもしれません。いやはや。